2009年12月18日金曜日

素敵なエネルギー

この1年を振り返ってみると、退職した昨年とは違う1年でした。
去年は、形を整えるのに精一杯の1年。
今年は、ようやく自分の変化の重要性に改めて感じ始めた1年。
そんな気がします。

1年が過ぎるはやさは、年齢を増すに従ってはやくなる。(実感!)
でも、詰まった思い出の数や深さは、年齢は関係ないように思います。

小笠原母島の先生として赴任した23歳。それからの2年は、日々の刺激的なできごとの連続でした。

電話なし、テレビなし、ラジオもなし、新聞もたまに来るだけ。本屋もレコード店も電気店も何もなし。出前もなし。集落は10分で一周できちゃう。恋をしたくても、若い独身女性は同僚の先生数人。家はプレハブで、ネズミが走り、夜電気をつけると冷蔵庫の影に特大ゴキブリが10匹走り込む。
そんな生活。
でも、印象的な時の連続だった。不思議なことに、そういう時は「ポジティブだ」とか「ネガティブだ」とか「「前向きに」なんて考えていない。そうなんですよねえ。

小高い山から聞こえる小学生のリコーダの音、その山から集落を見下ろした瞬間、校庭の芝を一日がかりで一人で刈った後の芝の香り、家庭科で作った教科書に載ってない「肉まん」を試食してもらいに集落に繰り出したこと、家の庭先にパイナップルがはえたこと。
人と笑ったこと。

「今ここに」そうだけれども、自分の思い出の中の素敵なエネルギーを探しに行く、これは時に楽しいものです。
今感じるエネルギーが、未来の自分に取って素敵なエネルギーとなっているような、そんな来年。いいねえ。

先日一緒に五日市にランチツアーに行ったseikoさんが、私たちを「
全然せかせかしていなくて」ってブログに書いてくれました。嬉しいことです。
ミニワンカ二人組は、この文章を読んで「そうなんだ。自分たちは、いつもせかせかしてる落ち着きのない二人と思っているのにね」と顔を見合わせる。
「ミニワンカ二人組は、大地っぽい」「自然っぽい」などとも言われる。その度に、「そうなんだ」と顔を見合わせる。でも嬉しいものです。
亜熱帯の島のホワーンとしたエネルギーがしみ込んでいるのでしょうか。
人と繋がると、自分を別の視点から見つめることができます。
これも、素敵なエネルギーの獲得。大切にしたいものです。


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