外の雨が気になってきたら、突然30年前の雨が思い出されてきた。
塚田隆弘23歳。母島の先生になって一年目。
遠足の日だったか。
先に学校に着いて、校門の前で5人の生徒と2人の先生を待っている。
短パン(当時はやりのジョギングパンツ)Tシャツそして腰には手ぬぐい。
当時の塚田ファッションで仁王立ち。
すると、少し雨のにおいがしてくる。
生徒と先生が、駆け足で向かってくる。
その後ろの歩道が、向こうに見える港からどんどん黒くなってくる。
久々に見る典型的なスコール。
雨は、7人を追い越し一気に校門前の道路や小さな学校を激しく濡らして行った。
やっと着いた7人は、全身海から上がったよう。

でも、みんなで笑っているうちに、雲間が広がり、体から滴り落ちるしずくを輝かせていく。
この情景が、頭ではなく心に広がってきました。
自然の深く広い愛情が伝わり、その中で生かされている自分たちを感じます。
自然の中では、さまざまな瞬間に出会い、さまざまな心の動きを感じます。
感謝しながら、また自然との出会いを大切にしようと思った雨の一日でした。
写真は、数年後に赴任した父島の中学校。セーボレーヤシがあり手前の大きい木はゴムの木。
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